時代遅れの怪しい療法という認識もありますが、実際に施術を受けていただくとほとんどの方に効果を実感していただけると思います。
特に現代医学は薬による治療が主体のため、薬を使わない非薬物療法としての長所があります。
鍼灸の作用機序は痛みや違和感のでている体表の反応点(ツボ)に鍼で侵害刺激、灸で熱刺激を加えることで不調だった部分を早めに回復させ痛みを軽減したり、局所や全身症状を改善させることです。
鎮痛ひとつをとってもそのメカニズムは複雑で、局所レベルの軸索反射による血管拡張・筋緊張緩和、脊髄レベルでのゲートコントロール、上位中枢レベルからの内因性オピオイドの関与などが複合的に組み合わされているとされています。詳細についてはぜひ下記の書籍をご高覧ください。
鍼灸は体に鍼を刺しお灸をして、皮膚や筋組織を微細に損傷させたり小さな火傷を作ることで治療していきます。そのため感覚障害がない限り鍼を刺されると痛いですし、お灸をすえると熱く感じます。
もちろん注射針の数分の一という極めて細い鍼を用いたり、上質のもぐさを米粒より小さく捻るなど痛みや熱さにも配慮してますが、無痛であったり暖かくて気持ちいいだけの鍼灸では治療効果は低くなってしまいます。
鍼灸治療中に少しの痛みや熱さを感じたとしても、それを上回る効果を実感いただけるよう施術してまいります。
食事や運動は特に制限ありません。入浴は鍼灸治療前後30分はお避け下さい。
抗血小板薬と抗凝固薬 服用中の方や骨髄抑制などある方は浴槽に長時間浸ることはお勧めできず、シャワーやかけ湯など推奨してます。
また各種がん疾患や自律神経障害、メンタル不調などで内服薬を使用中の方はたとえ鍼灸で症状緩和したとしても自己判断での休薬をしないよう説明させていただいてます。内服薬の中止・減量については主治医とご相談の上、慎重に行ってください。
すでに鍼灸治療経験者の場合、中等度の刺激量の治療ができますので1~3回程度で効果が実感できると思います。
鍼灸未経験者の場合、副反応(施術後のだるさ、眠気、まれに痛みの悪化)を出さないことを優先させ、通常の半分以下の刺激量から始めるため効果が実感できるまでに時間がかかります。
治療の反応をみながら徐々に刺激量をあげ、効果を実感していただけるためには週1回で4回ほど連続して通院していただくとその方に合った治療法、刺激量がつかみやすく効果も期待できます。
一年以上にわたる頑固なコリ痛みなどで悩まれている方には中国針を用いた強刺激も提供できます。事前に注意事項や実際の針などお見せするなど説明しご了承いただいてからの施術となります。
刺激量を上げる方が効果も期待できる面もありますが、患者さまがご不安や恐怖心があれば無理強いすることは決していたしませんのでご安心ください。
患者さまと相談しながら適量の刺激量まであげられますと効果の持続日数も伸びてきますので通院頻度を下げられ2週に1回、月1回と間を開けることも可能ですし症状のほとんどが改善されて治療終了となる方もいらっしゃいます。
症状によって患部だけの治療もまれにありますが、東洋医学の考えで全身治療が行うことが多いです。
したがって背中や足などツボを使って鍼灸治療することもあるため、着替えをしていただきます。
着替えやすい服装でご来院ください。(治療用の着替えは当院でご用意しております)。
医師の同意書があれば ※一部の疾患 は保険診療が可能とされております。
しかしその一部疾患においても通常の医療(西洋医学)で治療できないと医師が判断した場合に、発行される医師の同意書が必要となっております。
このため医師が現在の治療を続けながら、鍼灸も併療を認めることが困難で、現実的には現代医療と鍼灸を併療したい場合は鍼灸は保険診療外での対応となります。
当院はすべて保険診療外なので書類は必要ありませんが、急性の疼痛などの訴えのある患者さんには現代医療の標準的な治療を受けることを推奨しています。
またガンサバイバー、自律神経疾患、精神疾患などで治療中の方には、できれば主治医にご相談されてからのご来院をお薦めし、現在の薬物療法など自己判断で中断しないことをお約束いただいてから治療しております。
※一部の疾患 : 神経痛、リウマチ、頸肩腕症候群、五十肩、腰痛症及び頸椎捻挫後遺症(むちうち)の慢性的な疼痛を主症とする疾患
千葉市在住で65才以上の方は1回の治療あたり800円助成が受けられることがあります。
また初回限定とはなりますが、しんきゅうコンパスもしくはGoogleマップに口コミ投稿いただければ初診料オフとさせていただいております。
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